■ はじめに・・・ |
ケミカルピーリングは皮膚に薬剤を塗布することで皮膚表面の古い角質層を剥離し、新しい皮膚の再生を促すことによって、きめ細かなハリのある美しい皮膚を取り戻す方法です。
ケミカルピーリングには、様々な種類の薬剤が使われ、代表的なものにはアルファハイドロキシ酸(AHA)とトリクロロ酢酸(TCA)があります。
- ● アルファハイドロキシ酸(AHA)
- アルファハイドロキシ酸(AHA)は、サトウキビ、ヨーグルト、りんごなどにも存在し、フルーツ酸とも呼ばれています。
その中でもサトウキビに多く含まれているグリコール酸を使った薬剤が日本人の肌に合うと言うことで、主流となっています。
グリコール酸は皮膚の表皮(皮膚の構造:表皮→真皮→皮下脂肪の順)までしか浸透しないため、副作用は小さく、にきびには効果がありますが、一般的には一時的と言われています。
- ● トリクロロ酢酸(TCA)
- トリクロロ酢酸(TCA)は、アルファハイドロキシ酸(AHA)よりも強い薬剤で、さらに深いピーリングが可能です。
これは、皮膚の真皮まで浸透するため、激しい痛みを伴い、治癒に時間がかかるといった副作用もありますが、しわの改善など、肌の本質的な治療が可能です。
ケミカルピーリングの後は、外界の刺激から肌を守る役割を担う角質が取れた分だけ皮膚の表面が薄くなっているため、肌が敏感になります。従って、UVケアや保湿など十分なスキンケアを行うことが必要です。
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